食後高血糖の改善には食事療法が要です

総合病院

 

食後高血糖の改善には食事療法や運動療法が一般的です。

 

中でも現代人にとって一番有効なのは食事療法だと思います。

 

毎日仕事や勉強で忙しかったりすると運動は中々意思の強い人じゃないと続けられないのが本音だと思います。

 

わたしも何度か運動にチャレンジしましたがお恥ずかしながら見事に挫折しています。

 

スピード社会に対応するために忙しい毎日を送る私たちにとって運動する時間を毎日決まった時間きちんと確保するのはかなり大変なのが現状です。

 

運動のために車じゃなくて自転車通勤にしたり電車通勤だったら一駅手前で降りて会社まで歩くというような行為は精神的にもかなり負担が大きいです。

 

これらの理由から食後高血糖の改善方法として運動療法はあまり現実的な方法ではありません。

 

食後高血糖を改善する方法としては食事療法が私たちにとって一番取り組みやすい手段だと言えます。

 

⇒食後の糖の吸収を穏やかにして食後高血糖を改善

 

 

食事療法で抑えておくべきポイント

 

日々の食事で気を付ける点としては基本的には糖質をなるべく控えるようにして肉、魚、野菜をバランスよく食べるようにすれば摂取カロリーについてはあまり制限する必要はありません。

 

これは意外に思うかもしれませんが、たんぱく質、脂質、食物繊維といった複数の栄養素を一緒に摂ることが一番大切なことなのです。

 

色々な栄養素を摂取することでたんぱく質や脂質に対応した消化管ホルモンが小腸から分泌されることになります。

 

それらの消化管ホルモンの作用としてインスリンの分泌量を増やす効果があるので色々な栄養素を一緒に食べる方が血糖値が上がりにくくなるのです。

 

結果として食事の総カロリーは増えますが血中のインスリンの分泌量が増えるので血糖値は下がりやすくなります。

 

糖質は血糖値を上げますが、その他の栄養素は全て血糖値を下げる方向に働くのです。

 

また食物繊維は消化されにくいので、糖質などの栄養素の吸収を緩やかにする働きがあります。

 

特に豆類や海藻や根菜類に多く含まれる水溶性食物繊維は水分と混ざると粘りを持ったゲル状に変化するので、内容物を包み込んでゆっくり時間をかけて糖分が小腸に吸収されていきます。

 

すると徐々に時間をかけて血中に糖分が取り込まれていくので血糖値の急激な上昇を防ぐことができ食後高血糖になりにくくなります。

 

なので私は朝食に納豆とワカメの入ったみそ汁を欠かさず食べるようにしています。

 

あとご飯は少なめにするように心がけてしまう。

 

これだけでも3ヵ月続けると私の場合はそれまで高かった食後の血糖値が境界域にまで下がってきました。

 

このように普段の食事で糖質の摂り過ぎを気を付けて食物繊維の多い商品を少し加えるだけでも毎日続ければ食後高血糖の改善にはかなり効果があります。

 

放っておくと糖尿病特有の網膜症や腎症などの合併症を引き起こしてしまうので早めの対策が重要です。

 

 

減量して体脂肪を減らすことが高血糖予防には大切

 

悪化すると恐ろしい病気に発展してしまう食後高血糖ですが原因としてインスリン抵抗性があります。

 

インスリン抵抗性とは血中の糖分を細胞に取り込ませるインスリンの効き目が悪くなってしまっている状態です。

 

そのためインスリン抵抗性が高まると血糖値がなかなか下がりません。

 

インスリン抵抗性を引き起こす主な原因としては肥満があります。

 

普段、運動不足や炭水化物などの糖質の多い食事をしていると消費しきれなかったエネルギーが再び肝臓で中性脂肪になり脂肪細胞や肝臓に蓄積されます。

 

それよって内臓脂肪型の肥満症になってしまうと肥大した脂肪細胞からTNFαやPAI-1などの悪玉物質が産生され私たちの体に様々な悪影響を及ぼします。

 

その一つにインスリンホルモンの作用を阻害する働きがあります。

 

具体的には細胞の表面にあるインスリン受容体がインスリンと結合することで血中の糖質が細胞に取り込まれていくワケですがその反応自体を悪玉物質が阻害してしまうのです。

 

それによって血中に増えたブドウ糖はいつまで経っても細胞に取り込まれないのでずっと血糖値が下がらない状態が続きインスリンはその間も血糖値を下げようとどんどん分泌されますがやがて疲弊してしまい極端に分泌量が低下してしまいます。

 

これがインスリン抵抗性のメカニズムになります。

 

このため食後高血糖を改善するにはインスリン抵抗性の元になっている肥満を改善することが急務になります。

 

日々の食事で肥満の元になる糖質を制限したメニューを工夫していくことが大切になっていきます。

 

まず取り組みやすい食事療法として私も実践しているのですが食前にお酢を飲むという方法があります。

 

お酢に含まれている酢酸は食物の胃から腸への移動時間を遅らせ、砂糖や麦芽糖などの二糖類がブドウ糖に分解する酵素の働きを阻害することで糖の吸収を穏やかにして血糖値の急激な上昇を防ぐ効果があります。

 

これなら手軽に食後高血糖を改善・予防できるので毎日、食事の前に大さじ1杯の林檎黒酢を飲むようにしています。